小豆
栄養豊富な古来の食物
さまざまな和菓子に使われている「あんこ」。その材料の代表格「小豆」には赤小豆と白小豆があります。赤小豆は、粒の大きさによって普通小豆と大納言小豆に分けられ、珍しい白小豆は、主に上生菓子などに使われる希少な食材の一つです。
日本で小豆が食べられるようになったのは縄文時代といわれ、赤い色に魔除けの力があるという中国伝来の信仰が広がったことから、縁起物として赤飯や小豆粥を食べるなどの風習が定着しました。
古くから日本人の生活・文化に根付いてきた小豆。たんぱく質、ビタミン、カルシウム、鉄、食物繊維等が豊富で、さまざまな健康効果があるといわれています。
- 美肌効果・貧血予防
- ダイエット効果
- 生活活習慣病を予防
ビタミンB1・B2が新陳代謝を活発にし、肌も生き生き。鉄分も多く、貧血予防が期待できます。
吸水性が高く、少量でも満腹感が得られること、さらに豊富な食物繊維が腸を刺激し便秘解消につながることから、肥満防止に効果的。利尿作用もあり、むくみも解消。
活性酸素を除去するポリフェノールが豊富で、生活習慣病や動脈硬化などの予防に役立ちます。
きなこ(大豆)
ミラクルフード「大豆」100%!
和菓子のイメージが強い「きなこ」ですが、最近では健康ドリンクに用いられるなど、さまざまな商品が登場しています。
炒った「大豆」の皮を取り去り、挽いて粉にしたのが「きなこ」。大豆特有の臭みが消え食べやすくなり、香ばしい香りが楽しめます。
「大豆」は植物ながら、「畑の肉」と呼ばれるほどの高タンパク食材。カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラルも多く含まれています。
日本では縄文時代から食されていたとみられ、成熟した豆を料理するだけでなく、モヤシ、枝豆、納豆、醤油、味噌、豆腐、油揚げ、湯葉、おから、豆乳、きなこなど、多彩な食べ方や加工食品が発達してきました。最近では、「大豆」で作った肉 (ソイミート)も登場。健康志向の高まりの中で「大豆=ミラクルフード」として注目されています。
大豆100%の「きなこ」は、豊富な栄養を手軽に摂取できる“優れもの”です。
- 豊富な栄養を効率良く
- 食物繊維で便秘解消
- 使い方
粉状のため消化しやすく、タンパク質をはじめとする豊富な大豆の栄養を効率的に吸収できます。
食物繊維も多く含まれ、便通改善効果があります。
牛乳やヨーグルトに混ぜたりパンに塗ったり、いろいろな使い方が可能。気軽に栄養補給ができるので、スポーツ選手にも利用されています。
豆は豆でも“珈琲豆”
心身ともにリラックス
約1000年も前にイスラム教寺院の中で、眠気を払う霊薬として飲まれていたという珈琲。その主要成分カフェインによる覚醒作用は今や世界中の人に認知・利用され、近年では、脂肪燃焼効果も注目されています。
珈琲を飲んだとき、心身ともに“ホッとする”のもカフェインの作用です。血管の拡張収縮を促し血液の流れが活発になることで疲労回復を実感。もちろん香しい香りの効果も抜群です。
また、珈琲に含まれるポリフェノールの一種クロロゲン酸は、血糖値抑制効果や血液をサラサラにする効果を有し、さらに抗酸化作用でアンチエイジングに効果があるといわれています。
- 眠気すっきり
- 疲労回復・気分転換
- 生活習慣病・老化を予防
個人差はありますが、朝、目覚めの一杯で眠気を解消。仕事や勉強でもうひと頑張りしたいときの眠気防止にも効果を発揮します。
休憩タイムの一杯で身体の疲れがほぐれ、気分も一新。元気になれると同時に新たな意欲が湧いてきます。
糖値を抑え糖尿病を予防し、さらに、血栓を溶解するなどにより動脈硬化など生活習慣病の予防にもなるといわれています。また、紫外線による肌のシミを防ぐなど抗酸化作用も注目されています。
豆っぽい?“くるみ”
香ばしく濃厚&栄養たっぷり
『豆とくるみ』に深い縁がある「くるみ」。
豆ではなく「木の実」で、生産の中 心はアメリカ、中国ですが、日本でも縄文時代から食料とされていたようです。
脂質が実全 体の7割を占め、濃厚な味わいが魅力です。
さらに、ビタミンEをはじめとする数多くの
ビタミンやミネラルを含み、栄養価の高い食材とし和洋のジャンルを問わず料理や菓子に利用されています。
- ストレス解消
- 便秘解消
- 認知症・うつ予防
心のバランスを図り、ストレスに強くなるという脳内ホルモン「セロトニン」を生成するトリプトファンという成分を含み、ストレス解消効果が期待できます。
食物繊維が豊富で、胃腸の働きを活発にし、便通を改善してくれます。
くるみに含まれるα-リノレン酸が神経細胞を活性化し脳の栄養となるDHA・EPAという栄養素に変化することから、認知症予防やうつ症状の緩和・予防に期待ができるといわれています。
猫の豆(肉球)!
見て、触って、癒しのひととき
猫好きの方限定ですが、猫の豆(肉球)の愛らしさとプニプニした触感は和み効果抜群!
疲れた心を癒し、明日への元気をくれます。
ピンク色が多い猫の肉球ですが、「黒豆」と呼ばれる黒い肉球を持つ猫も。年配の方の中には、「黒豆の猫は縁起がいいんだよ」と言われる方もいらっしゃいます。